今泉薬師堂

戦死塚 新地の戦いでの戦死者を祀った戦死塚。
戊辰戦争の戦場跡 新地は、戊辰戦役における仙台藩と官軍の最後の戦場となった。仙台藩は駒ヶ嶺城を中心として、山手は、菅谷、高田から丸森の旗巻峠、浜手は今泉今神方面一帯に警備を固めた。
戦闘は慶応四年八月七日より行われたが、官軍の激しい攻撃にあえなく敗れ、十一日には拠点の駒ヶ嶺城が陥落した。
その後、反抗作戦が行われ、とくに、浜手の亘理隊と松山隊は、積極的に前進し、戦いを展開した。
しかし、折からの俄か雨と官軍の激しい逆襲のため敗勢となり、今泉周辺において多くの死傷者を出した。
近くの御殿岬では、退路を断たれた松山隊員が、壮烈な戦死を遂げている。

※原文のまま